青色は正義。

青か、青以外か。

Pelikan: M605 Marine Blue ~M600とM800は別物である

生まれて初めて仕事で徹夜して、6時過ぎに寝て、12時過ぎに起きて、むしゃくしゃして上野のマルイ商店に行った。色んな人に「絶対行った方がいいですよ」とおすすめされていたのである。

M605マリーンブルー。

万年筆好きの間では「上野のマルイ」といえば上野マルイではなくてマルイ商店のことを指す。ちなみに御徒町の駅から歩いたほうが近い。

目当てのものがあったのだけどそれは「それはどこ行ってもないよ、中古を探さないと」と言われた。しかしM605のマリーンブルーがあったので、これのペン先をEFにしてもらって買った*1。そして、値上がり前の商品で割引価格なのに持ち合わせの現金がギリギリ足りなくてATMに走った*2

キャップ部分。ペン先がわずかに透ける

色合いはBlue Calmに似ている。これを意識したのかもしれない。でもBlue Calmと逆で、こちらはキャップの側が明るくて、同軸のほうが暗い。EFにしたのだけど、まさに「ペリカンのEF」と想像していた太さのものであるが、有識者によると「600で渋めのEFは見たことがない」らしい。

左は瀬戸内文具のBlue Calm。右がマリーンブルー。

M600は初めて買う。14金と18金の差というよりは本体重量の差のほうが大きいと感じる。「M400とM600とM800、どれを買うべきか?」みたいな記事をたまに見かけるけど、個人的な意見としてはM600以下とM800以上は別物である。つまり用途によって使い分けるものであり、M600とM800は別に両方持っておいていい。プロギアスリムミニと普通のプロギアを買うのと同じことである。迷うことが間違っている。

*1:ここでは希望のペン先がなくても在庫があればペン先だけ替えてくれる

*2:マルイ商店あるあるの一つ。カード払いに対応していないため