青色は正義。

青か、青以外か。

Caran d'Ache: LEMAN Ives Klein Collection ~なぜ誰もレマンを持っていないのか

インターネットでブログをやっていたり、Instagramをやっている日本人でカランダッシュのレマンを持っている人が果たして何人いるのだろうか、と思うぐらいにレマンの情報が出てこない。

レマン

レマンはカランダッシュの比較的高級ラインに入るから、これを買える予算のある人はたぶんみんな同じぐらいの値段のモンブランのマイスターシュテュックを買ってしまう。そしてデザイン的にシンプルなものが多いから、きれいな軸が好きな人はアウロラの限定品のシリーズに行ってしまう。それで持っている人が少ないのだと思う。

こう3本とペンケースを揃えると壮観ですね。

2020年の限定品イヴ・クラインコレクション。849とメカニカルペンシルは持っていて、これで3本目。年明けにナガサワ文具センターが3割引でFを売り出していて、年末に金沢にイヴ・クライン展に行っていた自分は迷わず買った。カランダッシュの赤い箱に入っていて、セットになっているはずのインクもついていなかったけど、別にインクなんて塩屋ブルーがあれば事足りるからなくていい(レオナルドもそうだ)。

blueornot.hatenablog.jp

持ってみると結構重い。昔アウロラのアンタルティコを試筆したらそれぐらいの重さがあった。それと同じくらい。字幅Fだけど、M800のEFと同じぐらいの幅。ただ、これは個体差かもしれなくて、半年ぐらい使っているけどひょっとしたらすこし渋めのフローかもしれないと思う時もある。

ペン先。18金

ちなみにイヴ・クライン展開催中のミュージアムショップで、これと全く同じ万年筆とボールペン(7万円もする)が売られていたけど、会期が終わってしばらくしたあとで、銀座伊東屋で大々的にショーケースの中に入れてまた売られていたので、ひょっとしたらそういうことだったのかもしれない。