青色は正義。

青か、青以外か。

瀬戸内文具: Blue Calm ~きらーり3色のブルー万年筆

現物を見ないと万年筆なんて怖くて買えないから、手軽に買いに行けない地域から「良さげな色」の万年筆が出るのが一番困る。

Blue Calm万年筆。青い

広島の多山文具、山口の十字屋(クロスランド)、香川の文具生活の三者共同のブランド「瀬戸内文具」から出た「Blue Calm(ブルーカーム)」がまさにそれ。どう転んでも広島まで行かねばならぬと思っていたら、多山文具のほうが東京ペンショーに来てくれた。2020年11月の発売から約1年後で、事前のお品書きにBlue Calmの文字は1文字もなかったのだが、ひょっとしたらあるかなと思って行ってみたら、あった。

モデルはセーラーのプロギアスリム。瀬戸内海の凪いだ海をイメージした3種のブルーで構成され、キャップにはわずかにラメが入る。公式では尾栓も「ブルー」とされているが、「ブラックネイビー」というべき色である。ただ、それ以外の天冠やペン先の刻印は普通のセーラーのもので、本当にプロギアスリムの色違いというべきもの。

ペン先。セーラー万年筆の普通のもの。

全長124mm。M5はギリギリだけどいけると思う。ただ、セーラーにはスリムミニがあるので無理にプロギアスリムにいかなくてもという感じ。

購入の決め手は試筆のために持ってみたときの、シルバーとブルーと自分の手との合わさり方が良い感じだなと思ったから。

それにしてもよくFが残っていたものだと思う。もしこれがMとかだったら買っていたのだろうか。