青色は正義。

青か、青以外か。

セーラー万年筆 ミルコロール: ブルー~ほんの少しだけ時代が追いつかなかった万年筆

ミルコロールはMFしか売られていないのがネックだった。Fだったら迷わず買っていたのに、と思っていた。そうして買わないでいたら廃盤になっていた。

ミルコロール(ブルー)色が違うところは全て別パーツ。

それなのに私の手元にいるミルコロールの字幅はF。銀座のアンコーラにふらっと行ったら置かれていたので即決で確保してきたものである。どうやらオープン記念に、「倉庫の奥にあった奴を引っ張り出してきた」のだそう。

ペン先。たしかにFと書かれている

大きさはプロフェッショナルギアとほぼ同じだが、重さがプロギア21.8gに対しミルコロール25.2g。おそらくキャップと胴軸に入った3本の金属パーツの差だろう。その3gの差が適度な重さをもたらしている。

サイズ比較。右はプロギア(千苅ウォーターブルー)。

2021年3月にセーラー万年筆とプラスが銀座にアンコーラという店をオープンさせたのは知っていたのだが、インクと万年筆カスタマイズが中心、自分はお呼びでないと思っていた。初訪問は2021年のゴールデンウィークの最後のほう。しかし、いざ行ってみると海外限定の万年筆やインクが売られていることもわかり、これはたまに顔を出さないといけない店であるな、と直感したものである。

カラーは2色展開。白・赤・ピンクと3色配色のピンクと、このブルー。ピンクのほうはレオナルドのフェリーチェのフィオーレローザが爆速で売り切れたのを見ると、あともう少しだけ残っていれば、ピンクで手帳と万年筆を統一したい人向けに人気が出たかもしれないのになと思う。

余談だが、ミルコロールのFを入手して大満足して「これを国内で持っている奴はそう何人もいないだろう」と思っていたら、後日某神戸の有名文具屋が全く同じミルコロールのFを売り出しているのを発見してしまった。