青色は正義。

青か、青以外か。

レオナルド・オフィチーナ・イタリアーナ: モーメントゼロ ~太くて軽くてやっぱり美しいイタリア万年筆

2020年に10万円が空から降ってきたので買ったもの。

レオナルド・オフィチーナ・イタリアーナ: モーメントゼロ(ハワイブルー)長い。

長さはペリカンのM800と同じぐらいだが、軸径はやや太く(14.5mm)、重さはM800より軽い(25g)。太いのに軽い、というのが最大の特徴と言える。

 

左がモーメントゼロ。右はペリカンのM805(ブルーデューン)。

軸の美しさはイタリア製万年筆の代名詞。色はハワイブルーという色で、ハワイの海の色をイメージしたオーシャンブルーと、砂浜や岩礁のようなブラウンが混ざる。

尻軸が外れる謎仕様

カートリッジとコンバーターの両用式。ちなみに尻軸を外すとコンバーターが現れ、胴軸を外さなくてもインク吸入ができるという謎機能がついているが、2年半使ってきてここを外したことは一度もない。

ペン先。書き心地はやや硬め。

フローはかなり良好。買ったのはEFで、これでも線がすっきりしている個体だけど更に宍倉先生にわざわざペン先を絞ってもらう暴挙に出る。購入以来純正の地中海ブルーを使っていたけど、古くなったので塩屋ブルーを入れたらだいぶ好みの感じの筆跡になってくれた。しかし単純にセーラー製のインクが好みに合うだけなのかもしれぬ。

 

今でこそレオナルドの万年筆は色々な店で取り扱いをしているけど、当時はまだ日本橋丸善と表参道の書斎館ぐらいでしか置いてなかったように思う。

買ったのは書斎館。行ったら在庫がちょうど切れていて、2本入った時に改めて好きな方を選ばせてもらった。一本一本全然表情が違うので、選べるなら好みのものを選ばせてもらうのがいいのではないかな。